岩礁のメモ

 

呑み込まれかけて

ふと目をさます

怖い魚の群れをみていた


光の射す方へ

みんな泳いでいく

暗がりに紛れ 見ていた


呼吸をしに水面へ顔を出す

月と法師が待つ 向こうに

 

岩礁

 

 

夜の海は怖い 気安く潜れるものじゃない 

魚の怖さをみんな知らない

夜、海で遭遇すると、怖いんだよ

黒い大きな魚

可愛い魚なんてほんの一部

魚を唄うと陳腐に聴こえるのは

ターコイズブルーの海しか知らない人たちのせい

 


沈んでいたい 水と音に包まれてたい

のに

光が差し込むとき きっとホッとする

怖いのに孤独を求める気持ち

イメージとしての、死

ひとりで大事に抱えていたいものがあるからこそ 孤独を求められる

本当に孤独ではないからこそ ずるいね

 


夢の入り口

深く眠りに落ちてく沈んでいく

少し息苦しいときもある

死ぬのかもしれないと思う

気持ち良くもある

一応もがく、いつも 死んだら困るから

 


煙草だって

酸素を取り込む場所を自ら汚す矛盾

けど必要なときがある

依存かは知らない。何か吐き出したいとき、何か相殺したいとき?救われてる

 


毛布にくるまれていたい

外気を感じながら

ずっとそうしてるため

何があるわけでもなく

月と星を見ていたい

自分とは交わらない時間

その時間の存在が救いだから

人生と世界の余白に夢がある

知らないし、ないのにある